女房と「蔵前家」

女房と「蔵前家」

女房は油くどいものが苦手でありまして、トンコツはいつも敬遠をしていたんです。が、トンコツってぇぐらいだから骨なんだぜ、油はないんだぜと説得をしていたんですが、どうしても最後に背油だ、鶏油だとかが入る。結局それがくどいから食べられない。

が、環境というものは恐ろしいものでして、油が大好きなあたしと一緒になりまして、相当なところまで食べられるようになってきたんです。が、やはりくどいものは苦手だったんです。しかし、ここ「蔵前家」さんに関しては最初からOKでして、鶏油の量を少なめにして頼んでいたんです。で、あるきっかけで出来た「ヌキヌキ」以後、もうこれが一番好きだと言い張る。








女房と「蔵前家」

あたしもこちらへ伺いますってぇと、いただくのは麺固め、味付け抜き、油抜き、つまり「カタメヌキヌキ」しか食べなくなっちまった。ダシ好きのあたしのハートをど真ん中から打ち抜いた味であります。この麺とダシしか入っていない器ににんにく辛子とすりゴマをたっぷり入れましていただく。








女房と「蔵前家」

中心部がちょいとレアな感じのチャーシューでもってくるんでいただきますってぇと、これがたまらない。チャーシューの塩っ気が丁度よくってこれぞ至極の味でありますな。変な雑味なんぞまったくなくって、まろやかでいて酷があるクリーミーなスープに小麦の味がしっかりとした極太麺が絡む。

で、黙々と食べておりますってぇと、大将がスープを一杯出したんです。見た瞬間これは今飲んでいるスープよりも濃いぞとわかった。聞きますってぇと、スープを作りこむ過程で出来る濃厚なやつだってぇことでして、ま、どういうことなのかは商売上のこともありますので伏せておきますが、これがたまらなく濃厚でありまして、当然のことながら雑味も嫌味もなく濃厚でいてまろやか。これを飲んじまいますってぇと、もう今までのはなんだったのかと。なんだか得をしたような、知らなくていい味を知っちまったというか、残念のような嬉しいような複雑な思いでありました。本日も味しくいただきましてご馳走様でした。

(行く度にあのスープがのみたい)







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この記事へのコメント
こんばんは、ご無沙汰しております
あの、旨みの塊のようなスープの更に濃厚なのを飲まれたとは
本当に羨ましい限りです。・゚・(ノД`)・゚・。
Posted by 軍人 at 2011年02月07日 21:36
↑ 
あぁぁぁぁぁぁぁぁ 
軍人さんだぁぁぁぁぁぁ~
(オフ会以来いつ名前が見れるかと思ってた)


このラーメンは未だによくわからない
味が何もないのに何故惹かれるのでしょう?
自分の味覚を鋭くして奥にある旨味を感じようとする感じ
しばらくすると無性にまた食べたくなる魅力
不思議なラーメンです
(早く自販機で買えるようにすればいいのに・・・)

濃厚なスープってのもぜひいただいてみたい
ぶん屋さんに出した例の濃厚なスープって頼んでみたいですなぁ
Posted by ただのラーメン好き at 2011年02月07日 23:06
軍人さん

ご無沙汰です。あれはね、あれはいけねぇ。まったくいけねぇよ。
あんなもの飲んじまった日にゃもうあれしか飲みたくねぇもの。


ただのラーメン好きさん

あれはね、ある意味飲まないほうがいいかもよ。心を捕らえられて逃げられない。
Posted by ぶん屋ぶん屋 at 2011年02月08日 14:16
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