ここのところ女房と山歩きを楽しんでいるんですが、気持ちがいいのはもちろん、ちょいとした目論見がありまして、今日はそのことをちょいと話題にしてみました。
去年から肉体改造を推し進めているあたしでありまして、昨年7月には94kg合った体重は82kgに、体脂肪も27%から21%へ、タバコをやめ、さらに健康体へとまっしぐらであります。で、先だっての放送でもお話をしたんですが、筋肉には速筋と遅筋てぇのがありまして、速筋は瞬間的に力を発揮し、遅筋はゆっくりと長く維持することの出来る筋肉であります。
問題は、この速筋と遅筋、何をエネルギーとしているかってぇ話でありまして、使い方いかんによっては大きく体質改善が出来る。スタミナがついて疲れにくく、その上いくら食べても太らない体ができるってぇことであります。これね、遅筋を鍛えるんです。マフェトン理論てぇの。
速筋てぇのは瞬間的に動く筋肉でして、太くて短い。これがエネルギー源にしているのは「糖質」でして、血の中にある糖質を分解してエネルギーにしている。ただね、体内の糖質はたくさんあるわけじゃないので、すぐにエネルギーがなくなっちゃう。つまり疲れやすいんです。スタミナがないってぇのがこの速筋を使っているタイプの人。
たとえば、空腹感を感じやすくって特に甘いものを頻繁に食べたくなったり、疲れやすくってスタミナがないとか、食後の眠気が強かったり、太りやすい、感情の起伏が激しくって、寝つきが悪く、眠り自体も浅く、寝起きも良くないなんてぇ方は特に気をつけて欲しいと。これね、糖質が消費されて起きる症状なんです。
で、遅筋のエネルギーは「脂質」なんです。そう体脂肪がエネルギー。体脂肪を溶かしてエネルギーにしてるんです。体脂肪は溜めやすいのでいくらでもエネルギーになる。つまりは遅筋を鍛えて体脂肪をじゃんじゃん燃やす体のシステムを作り上げれば、疲れにくくて太らない体になるってぇことであります。
(やっぱり憂歌団いいなー解散は惜しいなー)
で、どんなトレーニングがいいのかってぇと、心拍数を管理して、きついところまで追い込まないってぇやりかた。きついところまで追い込んじまいますってぇとすぐに速筋が動き出しちまいまして遅筋のトレーニングにならない。180-年齢てぇのが心拍数の上限でして、これからー10の間が運動の強度ってぇことになる。トレーニング慣れしていない人は180-10-年齢ってぇところが上限の心拍数で-10までの範囲での運動から始めたほうがいいと。
40歳の運動をしていない方ならば、180-10-40=130で、130拍が上限、120拍が下限。この間で運動をする。ただし、約束事がありまして、この心拍数に持っていくのに15分間かけてゆっくりと心拍数を上げていく。下げるときも同じでして、15分かけてゆっくりと下げていくこと。これは、先端部の毛細血管の血液までをも動員するためであります。
心拍数を上げて下げるだけでも30分、慣れてくればキープする時間を5分、10分、30分、1時間と伸ばしていきます。もちろん平常心拍数に落とすときは15分かける。これだけであります。これを続けていけば、脂肪燃焼の遅筋システムが体の中に出来上がる。もちろんこのシステムが出来上がるまでは速筋系のトレーニングはしないこと。
大体4ヶ月ほどで体の中にシステムが完成しますから、その後は脂肪燃焼系の体になっているってぇことになります。で、慣れてくるとだんだん心拍が上がりにくくなりまして、最初のスピードでジョギングなりをしても疲れないし心拍数も上がらない。で、所定の心拍数に上げるためにはスピードを上げくちゃならなくなってくる。こうなればしめたものであります。
さて、あたしは先月の終わりから始めておりまして、夏までには体質改善をしようと思っております。うまくいったらお慰みでして、今後もどのようになったかをご報告しようかなと。
(元気な起きたきり老人♪)