簪のお直しの依頼がありまして、仕上がった旨を伝えましたらお寄りになってくだすったお客さん。清水からのお越しってぇことで遠いところを本当にありがとうございます。
着物が好きな方でありまして、普段は木綿の着物を着ておられるんですが、あたしんところの蜻蛉玉の簪を気に入ってくださった。髪をきゅっと結い上げまして、簪一本で留めるようなんですが、どうやらそのせいで柄の部分が折れちまったってことなんです。すぐに蜻蛉玉職人のところへ連絡をいたしまして直してもらうことになったんです。
蜻蛉玉ってぇのはステンレスの棒に粘土をまきつけまして、さらにそこへガラス棒を溶かしながら丸い蜻蛉玉を作っていくんです。なので、蜻蛉玉を貫いている穴の大きさは一定じゃないこともありまして、柄もすべて手作りで一本一本蜻蛉玉の穴の大きさに合わせて作っているんです。
直ってきた蜻蛉玉の簪を渡しましてしばし着物談義となり、楽しい時間をすごすことになりました。遠いところではありますが、また遊びに来ていただけたらなと。
今週も皆様には賑々しくおいでいただきまして、まことにありがとうございます。また来週も皆様のご贔屓に預かれますよう、お越しを心よりお待ちしております。
(展示会も近い)