ぶん屋の抽斗 （旧）

舞阪は静銀と交番の間の路地を南へ入って、小学校を越すと右側にある「浅草軒
分店」は、浜松の松菱通りにあった「浅草軒」で修行をした大将がやっております
が、すでに「本店」は店をたたんで久しい。もう「分店」の文字を取ればいいんじゃ
ないかと思うんですが、それも大将の「義理」なんだろうかと埒も明かない疑問を
持っちつつ店内へ。

週末、祭日ともなれば行列が途切れないほどの人気店でありまして、平日の今日も
次から次へとお客さんが入ってくる。メニューは「中華そば」と「餃子」のみでして、そ
れぞれの「大盛」と、夏の間に出される「冷やし中華」が。










海上がりは腹が減る。よって中華そばと餃子のあわせ技でありまして、これが
海上がりの体に染み入るようでありますな。餃子は中身が弾けるほどの多さで
ありまして、肉汁もたっぷり。










豚ガラと鶏ガラ、野菜で取ったダシに、薄味の”かえし”でありまして、昔から変わらない
味がノスタルジーを感じさせてくれますな。昔はチャーハンもありまして、”もやしそば”
ってぇものもあった。もやしを炒めてあんかけにしたものがラーメンに乗っている奴。
あれ、美味かったんだけどなー。

そんなことを考えながら、変わらない味を堪能させていただきました。本日も
美味しく頂きましてごちそうさまでした。

（隣に座った人は中華と餃子の大盛だった。なぜか敗北感を感じた）