「蔵前家」で女房とヌキヌキ

ぶん屋

2010年06月17日 17:56



昨日は女房がお休みでありまして、ちょいと立て込んだスケジュールの中「蔵前家」さんへ。
以前「ヌキヌキ」の話をいたしますってぇと、あなただけそんなのず・る・いってぇことで行くことに。
お店はどこも濃い味でもってジャンクな感じになっちまった昨今でありますが、
そんな風潮の中でもしっかりとダシを取り化学調味料を使わない店ってぇのが
ありまして、「蔵前家」さんもそのお店のひとつでありますな。しっかりとしたダシ
が売りだと胸を張る。

「ヌキヌキ」てぇのは、脂と醤油ダレを抜くてぇ事でありまして、ダシを楽しむ頂き
方であります。前回いただいたときには「蔵前家」さんの自信の程が伺えまして、
女房に吹聴いたしますってぇと是非いただきたいってぇ事に。










ダシの中に麺が入っておりまして、トッピングは全て別皿てぇ頂き方であります。
そこの店の命とも言えるダシを頂く。まったくごまかしの効かないこの頂き方でも
ダシは芳醇でもって雑味がまったく感じられない。当たり前ですが、コクと旨味の
宝庫であります。

余分な味をつけていないことで麺そのものの素材の味を味わえる。それぞれの
トッピングの味や、薄く付けられた隠し味も、全て白日の下にさらけ出されますな。

ダシの味のみでもってある程度食べ進みますってぇと”かえし”を好みの分量入れる。
女房は「あっ」と小さな声を発しまして、かえしの中にある昆布の香りまでわかると。
女房も元からここのラーメンは好きなんですが、この「ヌキヌキ」が甚くお気に入りに
なっちまった。

ま、女房のことは言えませんがね。いつも美味しく頂きましてごちそうさまでした。

(素材の味をしっかり味わえるってぇのは幸せであります)






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