2010年02月08日

ヒジキが好きだ



「今朝はゆっくりさせていただきました」

「休みっくれぇゆっくりでかまわねぇだろ」

今日は女房もあたしもお休みでありまして、ちょいとのんびり。猫達は玄関の陽
だまりで日向ぼっこに勤しんでおりまして、のどかな休日であります。

日差しも暖かくなんだか春めいておりまして、こんな日に休みってぇのが嬉しい。
さしたる用事もなし、今日は日がなのんびりしようじゃねぇかってぇ事でちょいと
どこかへふらり出かけるのもいいなと。

「夕べのヒジキは上がりますか?」

「なんだ、まだあるんなら頼むよ」

「あなた、ヒジキ好きね」

「好きで悪いかってんだ」

「悪くはありませんよ、本当に好きだなと思って」

「うちのヒジキがいいんだ」










しっかり下拵えをいたしましてダシが効いている。アクや雑味がまったくなくって具沢山
てぇのが一番でありまして、枝豆が入っているてぇのも好きな理由でしょうかね。彩りも
良くなりますが、なんと言っても、豆の食感が良い。コイツを飯に盛りましてガツガツ喰らう。

「なに見てるんだよ?」

「おいしそうに食べるなって」

「うめぇんだものな、しかたがあんめぇ」

「よかった」

穏やかな春の日差しがあふれる食卓で、のんびりといただく朝餉は幸せの極であります。










「幸せそうだね、口元に飯粒つけちまってさ、やっぱり唐変木だね」

やかましいやぃ、はる姐さんに言われるまでもねぇさ。今朝も美味しい朝餉をありがとう。

(良い日になりそうだ)








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